各電力会社で自由料金の燃料調整費の上限が撤廃になったけど、結構影響あるのかな?
ニュースを見て我が家とは関係ないものの、思わず計算してしまいました。
どうもです、蝦夷パパです。
燃料調整費の上限撤廃
皆さんもニュース等で『燃料調整費の上限が一部撤廃されます』と見たり聞いたりしてるのでは無いのでしょうか?
これはどういう事か簡単に説明すると
これまで︰発電に使う原油の値段が上がっても、基準の1.5倍までしか貰いません!(ドヤァ)
これから︰上ったら上がった分貰いますぅ
イヤな匂いがプンプンしてきます。しかし、上限撤廃になるのは全てのプランではありません。
手始めにやられたのは“自由料金プラン”と言われるものです。2016年4月から電力の自由化に伴い、一般家庭への電力プランにあった規制が無くなり、電力会社が独自のプランを組めるようになったものです。
そして自由料金プランで注目するのは【オール電化向けプラン】です。
各電力会社によって内容は違いますが、大体は時間帯別で電気単価が変わり、夜間帯を安く設定して、その間に蓄熱やらエコキュートを使わせようとしてきます。大量に電気を使うぶん、通常プランから比べると単価などは割安です
そして、良くも悪くも規制が無いために自由料金から燃料調整費の上限が撤廃されてしまいました。
年間3万円は確実に上がる
何となく分かったけど、実際いくらぐらい電気代が上がるのさ?
ずばり年間3万円以上です、しかも10年以上は下がることは無さそうです。
今回参考にしたデータはほくでんHPから拝借しております、それでは計算してみましょー。
まずはコチラ↓
算出条件は各々で確認して見てください。オール電化住宅における電気使用量が年間で8,429kwhとなっています。
次に燃料調整費を確認してみましょう。ほくでんHPより2022年11月分の燃料調整費PDF
なんだか難しくて、計算やだなぁ〜って思ってたら、分かりやすいのがありました。→低圧の自由料金プランにおける燃料費調整制度の見直しについて
すんごい分かりやすくて助かりますね。笑
11月分の単価差を見てください”5.66“と書いてあります。この分が上限撤廃すると料金に反映されるということです。※もちろん過去の実績でしかないので今後変動はします
なので先程の8,429kwhに5.66を掛けると増える料金が分かります。
8429×5.66≒47000
年間で47,000円の負担増になることが分かります。実際、各家庭で電気使用量はまちまちですが、控えめに見ても年間3万円アップは確実です。
値上がりは10年以上続く?
え、10年以上続くとか言っちゃうのは早計なんじゃないの?
それではコチラをご覧ください。新電力ネットさんが原油価格の予想をまとめています→原油価格の予測・見通し|新電力ネット
すべてのシナリオにおいて、この先20年は原油価格が上昇していくと予想されています。予想通りとなれば政府の支援・法改正等がない限り、上がった電気代が下がることは無いでしょう。
この予想をちゃんちゃらおかしいと思うか、思わないかはアナタ次第です。
では電気代を安くするためには
・従量電灯などの燃料調整費の上限があるものにプランを切り替える
・使う電気量を減らす
・太陽光発電を併用する
などが挙げられると思います。てかコレぐらいしかない
今後、それぞれについての記事を出せればなと思います。
オール電化住宅にとって、この度の上限撤廃はかなり悲惨です、、、
それではまた〜
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