どんな国なの?【イラン・イスラム共和国】これで歴史が分かる!

お勉強
こちらは広告です

皆様こんにちは!蝦夷パパです。今回も歴史を要約しますよ〜

今回は世界の国シリーズ、18カ国目は【イラン・イスラム共和国】です。

イラン・イスラム共和国の誕生までを要約しました。

ざっくりと見てもヨシ!各世紀ごとにしっかりと見るもヨシです!!

それでは基本の「き」から参りましょ〜

 

こちらは広告です

基本の「き」

公用語…ペルシア語

首都…テヘラン

面積…1,648,195km2

人口…83,392,953人

検索候補TOP3…どんな国、女性、どこ 

それでは歴史を紐解いていきましょう!

 

※カタカナがいっぱい出てきてややこしいので、人名には”さん付け”してます。

 

1〜2世紀…パルティア帝国時代

・イラン系遊牧民族がパルティア帝国を建国した、イラン高原を支配していた。

3〜6世紀…ササン朝ペルシア時代

・農耕イラン人がササン朝ペルシアを建国した。

ゾロアスター教を国教とした。

・たびたび東ローマ帝国と対立していた。

・疲弊していたところにアラブ人によるニハーヴァンドの戦いにより消滅する。

この戦い以降、イスラム化がグッと進んでいきます。

 

7〜9世紀…イスラム化が始まる

・イスラム王朝のアッバース朝には多くのイラン人が大臣や官僚として働いていた。

イスラム王朝=イスラム教徒の為の国、みたいなイメージでよろしいかと。

・だんだんとイラン人はゾロアスター教からイスラム教へ改宗する。

・しかしイスラム王朝が弱まってくると、イラン系のイスラム王朝を作り始める。

歴史は基本、栄枯盛衰です。

・このときにペルシアの伝統や言葉、誇りが復活した時代でもあった。

 

10世紀…トルコ系民族が登場

・中央アジアのトルコ系遊牧民族がカラハン朝を興す。

・因みにカラハン朝とは「強い、大きい」という意味のある「カラ」と君主の名前から「ハン」をとったもの。

11〜12世紀…セルジューク朝の誕生

・トルコ系遊牧民のセルジュークさんが興した、セルジューク朝は行政や司法はペルシア人が行い、政治と軍事はトルコ人が行った。

・この体制は以降のイラン歴史の骨格となり、東方イスラム世界と呼ぶことがある。

13世紀…モンゴル軍の襲来、イルハン朝時代

モンゴル帝国軍がバグダッドに侵攻し、イラン高原を奪い、イルハン朝を興す。

・イルハン朝においても行政や司法はペルシア人が行い、政治と軍事はトルコ人が行った。

・7代目君主ガザンからイスラム教へ改宗する。

元々は仏教でした。でも周りはイスラム教徒ばっかりなので民の信用・信頼を得ようと改宗しました。

14〜15世紀…ティムール朝時代

ティムール朝の君主、ティムールさんはモンゴル帝国の祖チンギス・ハンの弟のチャガタイ・ハンが君主だった、王朝に使えてたモンゴル軍人が宗教的イスラム化した人でした。

何言ってるかわかんないですね。要はモンゴル系のイスラム主義国家って感じ。

・ティムール朝はイラン高原からシリア、アナトリアまでに支配し大帝国となる。

・しかしティムールさんの死後、内紛が起きるようになり国は弱体化する。

16〜17世紀…イランの神秘主義教団が現る

・イランの神秘主義教団のサファヴィー教団の指導者イスマーイールさんがサファヴィー朝を興す。

・ティムール朝の衰退を機にサファヴィー朝がイラン全土を統一する。

・イランを求めたオスマン帝国とたびたび衝突する。

オスマン帝国はトルコ系の国です、各国の歴史にほぼ間違いなく出てくる、超巨大帝国です。

18〜19世紀…サファヴィー朝が衰退、イラン混乱時代に突入

・サファヴィー朝のシーア派強制信仰にスンナ派のアフガン人が反発する。

・スンナ派のオスマン帝国も仲間に加わりサファヴィー朝を侵攻する。

預言者ムハンマドが死んだあとの、

・後継者は”4人”って思うがスンナ派

・後継者は4人のう“アリーだけ”って思うのがシーア派

因みに現在ではスンナ派が多数派でシーア派が少数派です。

・負け濃厚のサファヴィー朝だったが、トルコ系のカージャール族の支援を受けて盛り返す。

・サファヴィー朝に平和が訪れるかと思いきや、カージャール族のナーディルさんに実権を握られ、アフシャール朝を興す。

・しかしその後、カージャール族の族長アーガー・ムハンマドさんが興したカージャール朝に、アフシャール朝も含めて、全部ボコボコにされてイランはトルコ系の王朝に統一された。

・落ち着いたのは束の間、ロシア・イギリスがイランに侵略を始める。

・領土を取られたり、不平等条約を突きつけられる。

20世紀…イラン革命、イラン・イスラム共和国が遂に建国

油田が見つかり、イギリスに目をつけられる。

・第一次世界大戦が起きるがカージャール朝は周辺国の動きについていけず、ボサッとしてしまう。

・そんな状態を垣間見たカージャール朝内のレザー・ハンさんが指揮を取りクーデターを興した。

・そこでできたのがパフレヴィー朝といい、国号をイランとした。

国号とは、〜合衆国や〜共和国みたいに国名の後ろにつく部分のこと

・第ニ次世界大戦後、大統領を務めていたモサデグさんは石油資源の国有化を目指さす。

・だけどアメリカとイギリスがそれを許さずイランにクーデターを引き起こし、モサデグさんは帰らぬ人になりました。

・モサデグさんの代わりに出てきたのがパフレヴィー2世国民を犠牲にしまくって西欧諸国に媚を売りまくり、石油資源も国際化する。

・言わずもがな、イラン国民の怒りは大爆発しイラン革命が起きる。

・パフレヴィー朝は倒れ、イラン・イスラム共和国が誕生する。

最後に

皆様お疲れさまでした。

21世紀のイランではアメリカと核を巡る問題のため緊張状態が続いています。

長くなるのでこれ以上は触れませんけど

今回のイラン・イスラム共和国の歴史は隣国イラク共和国と似た部分が多いです。

もし良かったらついでに見てみてください。

これにて18 ヵ国目【イラン・イスラム共和国】を終わりとします。

ご覧頂き有難う御座いました。

 

 

 

↓大変参考にさせて頂きました!

イラン系民族 – 世界史の窓

イランの歴史 – Wikipedia

 

※掲載している情報は記事更新時点のものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました