多民族の国【インドネシア共和国】ざっくりと歴史が分かる！

今回は世界の国シリーズ、20カ国目は【インドネシア共和国】です。

現在の国家に至るまでを要約しています。

ざっくりと見てもヨシ！各世紀ごとにしっかりと見るもヨシです！！

それでは基本の「き」から参りましょ〜

　

基本の「き」

公用語…インドネシア語

首都…ジャカルタ首都特別州

面積…1,919,440km2

人口…2億7020万4000人

検索候補TOP3…特徴、歴史、国旗

それでは歴史を紐解いていきましょう！　　

　

　

※カタカナがいっぱい出てきてややこしいので、人名には”さん付け”してます。

　

1〜4世紀…ヒンドゥー教が伝来

・現在のインドネシアとなる東南アジア島嶼部にインド洋を経由してインドの商人が訪れる。

・インドで始まったヒンドゥー教が島々に広まる。

　

5〜7世紀…各諸島で王国が繁栄

・ボルネオ島東部にクタイ王国が繁栄する。

・ジャワ島西部にタルマヌガラ王国が繁栄する。

・中継貿易における利があった。

・スンダ族がスンダ王国をジャワ島の西部に建国する。

　

8〜10世紀…仏教が栄える

・8世紀、ジャワ島でシャイレーンドラ朝が興り大乗仏教を信仰する。

・シャイレーンドラ朝は仏教寺院であるボロブドゥールを建造した。これはカンボジアのアンコール＝ワットと並ぶ、東南アジアの貴重な文化遺産です。

・同じ8世紀、ジャワ島の真ん中では古マタラム王国が興り、ヒンドゥー教を信仰していた。

　

11〜14世紀…インドネシア文化の発展

・11世紀にクディリ朝、13世紀にはシンガサリ朝が興る。

・この辺りでジャワ島の伝統芸能、ワヤン・クリが誕生した。

・13世紀末にモンゴル帝国のフビライ・ハンの遠征によりジャワ島に混乱が起きる。

・その混乱の時に出来たのがマジャパヒト王国。

・14世紀頃から宰相のガジャ・マダさんが周辺諸島を制覇し、今日のインドネシアに当たる領域をほぼほぼ統一する。

　

15世紀…イスラーム化が始まる

・ムスリム商人によってイスラームが布教される(活動は13世紀頃から)

・15世紀初頭にマレー半島にあったマラッカ王国がイスラームへと改宗する。

・海上貿易の要としてめっちゃ繁栄する。

　

16〜19世紀…オランダによる植民地支配

・島しょ部では香辛料貿易が盛んに行われてガッポガッポ。

・おいしい話を聞いたスペイン、フランス、オランダ、ポルトガルが集まる。

・熾烈な争いの末、オランダが覇権を握る。

・17世紀にジャワ島のバタヴィアに拠点を置き、島しょ部一帯（現在のインドネシアの範囲）の植民地化に乗り出した。

・1830年にオランダ領のベルギーが独立したため、インドネシアの支配を強化した。政府栽培制度を導入して農業による利益を吸い取った。

　

20世紀…日本の侵攻、その後国家独立へ

・独立に先駆けて、インドネシア民族主義運動が始まる。

・1927年にスカルノさんをリーダーとして結成されたインドネシア国民党が、広範な民族の統合と独立をめざす指導的な組織として作られた。

・1942年に太平洋戦争の過程で資源を求めた日本から侵攻を受ける。日本は植民地支配を続けていたオランダを蹴散らし、軍政を敷いてインドネシアを統治した。

・スカルノさんは独立に発展すると願い日本軍に協力する。

・当初は独立を認めなかったが、戦況が悪化した後に求心力を保つために独立を認める。

・しかし独立が達成される前に、日本軍は原爆を落とされ敗北する。

・そのためスカルノさんを筆頭インドネシア人は独立を急いだ。そして1945年8月17日にインドネシア共和国の独立を果たした。

・がしかし、オランダはまだインドネシアを諦めていなかったので侵攻・侵略を繰り返した。

・オランダの行為は国際的にも認められず、ハーグ協定の締結により終息に向かうがインドネシア連邦共和国となってしまう。

・その後インドネシア共和国は国家合流の働きかけを始める。紛争等も起きたが1950年8月17日までにインドネシア共和国への編入が終わり、これにて完全な独立と統一を実現した国家が成立した。

　

最後に

今回は日本も一枚絡んでおりました。

僕が要約した国では初めての登場だったハズです。

きっとこれからも様々な場面で出てくることでしょう！

これにて20ヵ国目【インドネシア共和国】を終わりとします。

ご覧頂き有難う御座いました。

　

　

　

　

↓大変参考にさせて頂きました！

インドネシア – 世界史の窓

インドネシアの歴史 – Wikipedia

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